ThinkPad E585 不具合/機能雑感まとめ(BSODは最下)
現在1809による機能的不具合は確認していない
何か出たら更新する
→ドキュメントからアプリケーションが消えたような気がしたがクラウドにすべてバックアップを取っていたので無傷だった(本当にドキュメントに保存していたかはっきりと覚えていないため迷宮入り)
・Windows10のクリーンインストールについて
コードがCPUかMBと紐づいてるので再度コードを入力する必要はなかった。
メジャーアップデート後に調子が悪ければ行うべきという程度
Pro OSにアップグレードしていないためPro環境に関しては特に言えることはない
Homeだからと言ってBitLocker使えないとかGP弄れないのとか正気なのかMS...?流石にこの機能はHomeで使えるようにするべきだと思う。GP無理ならアップデート延期機能くらいはつけてほしい所だ(というかつけろ)
※他OSを利用する予定は現在なし ドライバ回りで正気を失いたくはない
・Fluid Motionが使えない(?)
→そもそも対応してるかよくわかってない上そこまで必要性を感じないので相当気が向いたら対応する
・CPU温度が熱い
→Ryzen mobile第一世代につき省電力性及び発熱に関してはIntelに大きく劣るようで避けることのできない現象であることを確認した
グリス塗替えで改善するかと思ったが有意義な結果は得られなかったのでこんなもんだと諦めるべきである
冷却ポリシーをアクティブにすると改善するかもしれないがデータを取る気にならないし誤差だと思う
・筐体自体にガタつきが生じる
→一回裏面を外して戻すと改善する
・コイル鳴き
→下を参照すること(応急的解決であるため注意)
lefius.hatenablog.com
・キーボードについて
大変入力しやすいキーボードで気に入っているのだがテンキーとの距離があまりにも近すぎる
誤爆がたまに起きるうえBackspaceもズレて踏んだり蹴ったりになるので次にノートを買う場合は14インチになるだろう...
・Dolby Audioについて
イヤホンを繋いでみたところオフのほうがいい印象を受けた
但し内臓スピーカーはこの世の終わりのような音が出るので内臓スピーカーを使う場合は必須だと思った
スピーカーは大音量でもないのに筐体と共振を起こすポンコツであるので保証が切れないのであれば外してごみ箱に投げたい
・トラックポイントについて
慣れればトラックパッドよりマウスに近い操作が可能になる
代償に指紋が消えるので使うのをやめた
現在確認しているBSOD
・ブラウザでハードウェアアクセラレーションをオンにしていると[video scheduler internal error]との表示でBSODが起こる
→ブラウザの設定のハードウェアアクセラレーションを無効にする
施行後2週間同様のBSODは発生していない
・何かの拍子にハングしてそのままBSODになった気がしたがやる気がなかったのでよく調べなかった
ThinkPad E585 BIOS更新履歴
インストール方法はLenovo Vantageで安定しているため、特に小細工の必要は無し
内容は機械翻訳のため語弊を生じる恐れがある
<1.45> 2018/10/10 - [重要] P2P機能を最適化する。 - (修)CPUスロットルの問題を修正しました。 - (修)メンテナンスツールの問題を修正しました。 - (修)フルシャットダウン状態のデバイスがAOUポートで充電されないという不具合を修正しました。 - (修)Lenovo Type C Travel Hub LANポート経由でシステムがS3 / S4 / S5に入ったときにWOL機能が動作しない問題を修正しました。 - (修)音楽を再生するときにノイズが発生する問題を修正。 - (修)ハイブリッドドックの音が遅れてしまう問題を修正しました。 - (修)固定fn / ctrlスワップ機能の無効化 - (修)Lenovo Vantage w / Fnスティッキーキーを有効にすると、FnLockキーLEDが消灯する問題を修正しました。
以下過去分
<1.32> - [重要]特殊文字パスワードを有効にするためにLangIDを設定するためのサポートツールを追加 - [重要]隠されたBIOSセットアップメニュー "エンドユーザーによるフラッシュBIOSアップデート"項目 <1.27> - [重要]バッテリRSOCが20%の場合、SPL / SPPT / FPPTを8Wに変更してください。 - [重要]バッテリRSOC <10% <1.25> - [重要] UCSI PPM_RESETコマンドをECに最適化する。 <1.24> - (ISO / IEC2009-1999)フラッシュBIOSをISO CD(F / R:100%)で起動すると、システムがUSB CDから起動できないという不具合を修正しました。 - HDMIケーブルとTypec-DPドングル+ DPケーブルを使って2台のモニターをユニットに接続すると、Sound-> Playbackで1つのモニターしか表示できないという問題を修正しました(F / R:2/2単位、3/3サイクル)。 - [重要] S3からS0までPROCHOT信号を最適化する。 <1.12> - (修)UK / JPキーボードマトリックスの一部のキーを変更する。 <1.07> - (新)ThinkPad E485 / E585の初期バージョン
ThinkPad E585のコイル鳴きについて 10/26更新
※この記事はノートパソコンで起きうるすべてのコイル鳴きに対して効果があるわけではない。コイル鳴きの解決方法がわからずこのページを偶然開いた人の参考になれば...
最近ノートパソコンが欲しくなってLenovoのThinkPad E585というノートパソコンを注文した
ノートパソコンではほぼ実績のないAMDだが、元AMDerだしフラグシップAPUとメモリ16GBで10万円程度て買えるコスパの高さに惹かれて購入
Ryzen5 2400Gと同じRaven Ridgeで、Ryzen APUとしては1世代目。省電力性は多少あるもののIntelと比べると圧倒的に待機電力が多い
普通に使う分には快適なE585だが、スペック以外で問題が生じた。
コイル鳴きがうるさい
※この解決方法はわりと重要だったので先に5chの専用スレで共有済。
約8kHzの指向性の高いコイル鳴きがちょうど顔の来るあたりに集中していることがわかった。
いかなる重処理をさせてもコイル鳴きが止まず、USB機器を付けていないときに限りコイル鳴きが発生していることがわかったため、スイッチング周波数が原因ではないかと考えた。
コイル鳴きの発生原理(大雑把)
USBなどの直流回路の制御はPWM制御と呼ばれ、DC-DCコンバータはスイッチング素子によるON/OFFによりパルス状の電流をつくり、そのON時間の長さ(パルス幅)を制御することで、一定電圧の安定した直流電流を得ている。
このスイッチングがコイル鳴きの原因で、電流値が出ている場合はスイッチング周波数が非常に高くなるので可聴域外の音になり聞こえなくなる。
しかし、省電力機能が働いてるときはスイッチング周波数が劇的に落ちるのでコイル鳴きの音が可聴域に落ちてくる。これがコイル鳴きの原因になる。コイル鳴きが聞こえていない状況でも実は音が発生している。
コイル鳴きは仕様で故障や初期不良にならないことが多い。少なくとも自分で設計する場合は仕様扱いにしている。(もちろんコイル鳴きが起きないような対策は行い実際ほとんど聞こえないようにはする)
コイル鳴きを解消する方法
・USB機器を刺して通電させる
上記の原理上の問題を解消するには単純にスイッチング周波数を上げることが必要でそれは単純にUSBに給電することで実現する。
最近売っているフラッシュメモリは小型のものもあり、運搬時であっても邪魔になることはない。USB3.0接続のメモリのほうが動作電力が高いのか音の減衰はUSB3.0機器のほうが優秀だった(完全に音が消えるわけではない)
なお、このような小型のUSB3.0接続メモリはかなり発熱するので、プラスチックハウジングではなく金属ハウジングのものを選ぶのが望ましいと思う。
根本的に解決させるには設計レベルで見直しを行うかコイル鳴きを発生させているコイルをしっかり封止してある個体を使うことに限る。後者はやる気を出せば可能ではあるが自分の手で基盤に手を加えることになるので今後保証が受けられない可能性が高い。
USBフラッシュメモリを刺すとまずコイル鳴きはなくなるが、暫く経つとコイル鳴きが再発する。
コイル鳴き再発対策
・USBフラッシュメモリへの給電をやめない設定をする
デバイスマネージャー → ユニバーサルシリアルバスコントローラー → USB大容量記憶装置プロパティの電源の管理タブ内の
「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」
という項目のチェックを外す(画像)
これでコイル鳴き再発を解消できる。
2018/10/26追記
久しぶりにUSBメモリを抜いてみたら、コイル鳴きが聞こえなくなっていた。
正確には鳴っているのであるが、特に起動時に「ジュジュ」というような音が耳に付く程度で、耳障りな高い音はギリギリまで耳を近づけないと聞こえなくなった。
USB関連回路自体の動作が落ち着いたなど憶測はできるが、はっきりとした結論はできない。いきなり可聴域が狭まったとは思いたくない。
もしかしたら回路に負荷をかける対策を行わずに運用しているE585使いも同様にコイル鳴きが収まっているのかもしれないが、真相はどうでもいいので闇に放り投げることにした。